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スタジアムが与えるもの

スタジアムとサッカーという言葉は切っても切り離せない。

例えば野球というスポーツにもホーム、ビジターという言葉があるが、結局はピッチャーの出来が7割勝負を決める。しかしサッカーのホームとアウェーでは違ってくる。皆さんもそうだろう。慣れ親しんだ道を行くのと、知らない道をいくのとでは随分勝手が違ってくる。それにくわえ「サポーター」と言われる観客が12番目の選手となり、時に力を与えたりも奪ったりもする。

記憶に新しい2002年の日韓ワールドカップ。
一流国とまでは呼べないが共にワールドカップベスト4以上の実績があったベルギーとロシア相手にまだ出場2回目の日本が互角以上に渡り合えたのはまぎれもなくサポーターの後押しが大きい。

初戦のベルギー戦。
日本は後半に、致命的ともいうべき先制ゴールを食らってしまう。日本代表の特徴として「先制されて逃げ切られる」というゲームが非常に多く、先制されて劣勢をはねかえす試合はあまりなかった。サポーターもわかっていた。

しかし……次の瞬間

「日本!日本!」の大歓声。
「諦めるな!まだ時間はある!試合はこれからだ!」

スタジアム中から巻き起こる歓声には、彼らからのそんなメッセージが込められていた。スタジアムとサポーターが一体になり、ピッチに立つ日本の選手達に力を与える。疲れきっていたはずの体は本来の動きを取り戻し、集中力をかきたてる。しかし逆に、相手国の選手にとっては大きな脅威となる。地響きのようにおこる歓声は、次第に冷静さを失わせ苛立ちを生む。やがては集中力をきらし、スキを作ってしまう。

このスタジアムとサポーターがもたらしたとも言うべき結果はご存じの通り。日本は奮闘の末追い付き、歴史的なワールドカップでの勝ち点を手にし、見事決勝トーナメント進出を果たした。
これはもちろん日本サッカーの進歩した結果が一番の要因だが、あの歓声によってプラスアルファの力が働いたのは間違いないだろう。

ホームとアウェー。サッカーというスポーツでは非常に重要なキーワードだ。スタジアムはいつでも味方と言うわけではない。時に大きな敵として立ちふさがる。耳をつんざくようなブーイング、圧倒的な威圧感。それはいつしか「アウェーの洗礼」と呼ばれ、対戦国の選手達にとっては非常に厳しい戦いになる。

アウェーの代名詞と言えばトルコのスタジアムだろう。ブーイングはもちろん、ピッチにたつ選手達にモノを投げつけたりもする。スタジアムで殺人事件が起きるほど過激で危険な地だ。

「WELCOME TO HELL(地獄へようこそ)。」

このメッセージを前にしても冷静に、集中しなければアウェーでは戦えない。
選手にここまでの影響を与えるサポーター、そしてスタジアムの存在。まさにスタジアムは喜怒哀楽の全てが詰まった、時に素晴らしく、時に激しく、時に悲しく、時に偉大な場所なのである。

そんな魅力あるスタジアムを少しではあるが、そこでおこった奇跡や悲劇、事件などをふまえつつご紹介しておこう。


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